全面改修工事(大規模リフォーム)

写真&文 畑下茂樹

大阪府 吹田市 O邸

外観 1  外観 2

外観バルコニー  玄関エントランス

リフォームの規模としては、これ以上はないでしょう。

解体を始め完成まで約半年間、予想を上回る良いお家ができました。

解体前


昨年より進めています、大改修工事をご紹介させて頂きます。
7年前に築13年の中古物件を購入され、今年で築20年を迎えました。
最初は建て替え又は住み替えで迷っておられましたが、
JR吹田と阪急吹田の駅近くという好立地で引越しはしたくないとのこと。
建て替えにしても、1階鉄筋コンクリート造駐車場が隣と接しており、
かなり難しい状況です。
そんな中、大規模な改修工事のご提案で意気投合となり、
今回家づくりをご一緒させて頂くことになりました。

Oさんご家族は、ご夫婦と元気な男の子2人の4人家族です。
旦那さんは畳好きの和風派。カーテンよりも障子が好きとまで言われています。
奥さんも和風をベースに、モダンな雰囲気がお好みです。
そんな落ち着いた和風モダンなお家ができる様に、これから着工です。


清めの儀


まずは神主さんを招いて、工事の安全と無事竣工を祈念して頂きました。
あまり改修工事では行いませんが、内容は新築工事で工事着工前に行う
「地鎮祭」に代わるものです。
土地の神様を鎮め、土地を利用させて頂く為許しを頂き、
工事の安全を祈念していただきました。


解体前 外観


解体工事を始める前には、足場工事を行います。
解体時にはたくさんの埃が出るので飛散防止の為シートをかけていきます。
シートがしっかり施工されたことを確認して、まずは内部からの解体工事です。


キッチン解体


以前に使われていたキッチンです。
今回のプランでは間取りがまったく変わる為、再利用は出来ませんでしたが、
綺麗に使われていたキッチンでした。


バルコニー解体


続いてバルコニーも解体していきます。
着工前の調査では気がつきませんでしたが、雨が滲入していた形跡がありました。
築20年の建物で、防水のメンテナンスをしていなければ当然かもしれません。
バルコニーなどの防水層は、10年に一度、メンテナンスしたほうが良いですね。


天井の雨滲み


他にも、瓦からの雨漏れなどありましたが、一番心配なことはシロアリによる食害です。
在来の浴室の為、予想はしていましたが・・・


解体浴室


あれ?

土台がない?

以前にリフォームされたと聞いていたので、その時に撤去した様に思えます。

それにしても撤去して補強しないなんて、いいかげんな工事ですね。

と、その時、


食害


「シロアリ?」

やはり食べられていました。

いや?


よく見ると今もシロアリが食べているではありませんか!!


解体工事に驚き、一気に逃げていきます。
シロアリは一度危険と思った場所には、二度と帰ってきません。
私は少し離れた所に湿った木を置き、1週間様子をみました。
そして一週間後、なんと、その木の巣を作ろうとしています。
虫の苦手な私ですが、水を入れたバケツに木ごと投げ入れ、
殺虫剤で完全に周囲のシロアリを退治しました。


解体土台  桧の土台


他の土台に食害は無かったのですが、可能な限り土台を入れ替えました。


土台継ぎ手  解体完了


ようやく解体工事が完了し、補強工事が始まります。


柱の補強  梁の補強


柱と梁の補強です。

柱や梁の補強又は入れ替えは決して簡単な作業ではありませんので、
時間をかけて慎重に進めていきます。
新たに計算した構造計算に基づき補強をしていきますが、
足りない部分は大工さんの経験で補っていきます。
外部に面している金物はほとんど錆びていましたので
可能な限り構造用金物の交換できました。


筋交い補強  壁断熱


耐力壁になる場所には新たに筋交いを追加し補強していきます。
屋根や壁にもしっかり断熱材を入れました。
白い綿のようなものが断熱材ですが、「エンデバーハウス社 パーフェクトバリア」です。
原料は廃棄ペットボトル再生ポリエステル綿で、再度ゴミになった場合でも
再利用が容易であるものを使用しています。

出来上がれば見えない家の構造補強ですが、
家にとって重要なところなのでついつい頑張りすぎました。
仕上げ工事も負けないぐらい頑張って、こだわりのある良いものができました。


外観 1  外観 2

外観バルコニー  玄関エントランス


以前よりも広くなった、唐松を使ったバルコニーです。
外壁には「ワラスサ入り掻き落とし左官壁」を使いました。
配合セメント+川砂+ワラを混ぜ合わせ、職人さんが丁寧に塗りつけていく壁は、
土壁風でものすごく温かみがあり、年が経つほどに味がでてきます。
一部貼った唐松板の外壁も、将来どんな風情がでるか楽しみです。


玄関と下駄箱


杉の格子引き戸を開けるとすぐ、下駄箱があります。
下駄箱の天板には吉野杉を使用しました。


勉強机


子供室の勉強机です。
桧の集成材使用し、大工さんが造りました。
ご兄弟が仲良く勉強できるように少々大きめのサイズです。
将来は部屋を間仕切って個々の部屋にも出来るように、
照明やスイッチの位置など用意をしています。


洗面台


オリジナルの洗面台です。
米松の柾目で造った収納台の上に、
TOTOのマーブライトカウンターを乗せたものです。


手洗い専用洗面器


手水鉢を思い出すようなデザインの手洗器です。
空間の良いアクサントになり、さりげなくアピールしています。


便所建具  便所


便所の扉を折れ戸式にしました。
廊下に面している場合など、狭い場所には大変便利です。


風呂断熱


ハーフユニットバスってご存知ですか?
膝ぐらいの高さまでユニットバスで、それから上は好きにして下さいという物。


槙のハーフユニットバス


こちらは壁と天井に槙に木を貼りました。木の中で入浴は、まさに森林浴です。


キッチンの上ロフト


以前は天井裏になっていた部分にロフトを設けました。
リビングからハシゴを使い上っていきます。
物置になるのか、子供の遊び場になるのか只今思案中のOさんです。


化粧丸太梁


こちらも以前天井裏に隠れていた梁です。
着工前の調査で確認をしていましたので、
「化粧梁として見せよう!!」
という事で長年の煤を掃い、新たに磨き直しました。
リフォームならではのサプライズです。


テレビ台と本棚


大変悩んだ家具です。
圧迫感のない本棚をご希望でしたので、最初は背の低いもので提案していましたが、
あまりデザイン的にもスッキリせず、最終的に四角い箱を壁に取り付け遊び心を
少し入れた配置の本棚にしました。
可動式のテレビ台と合わせて、スッキリ出来ました。


キッチン全景

天板とステンレスシンクステンレスシンク

キッチン天板 ニアトキッチン通路引き出し内部


今回のオーダーキッチンは大変良いものが出来ました。
オーダー家具・オーダーキッチンを得意とする私たちの、見せ場中の見せ場です。
厚みのあるニアト(南洋桜)の天板に、これもオーダーステンレスシンクを取りつけ、
アイランド型のカウンター式になっています。
朝食など軽めの食事はもちろん、ゆっくりと晩酌も可能です。
バックカウンターはガスコンロを使用しますので、天板・壁面にはステンレスを使用しています。取手などの金物を出さず、米松の柾目だけを見せた吊戸もスッキリ収まりました。年月が経つにつれ、木部が日焼けをしてきますので外壁同様、使えば使うほど風情というか味が出てきますので今から楽しみです。

お家の建て替え又はリフォームなどでお悩みの方は、お気軽にご連絡ください。

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