中古住宅リノベーション
箕面市『信州唐松の無垢板と土佐和紙の家』 写真&文 畑下茂樹
中古住宅を購入して、リフォーム又はリノベーションをするとなると、わからない事ばかりです。すべてにおいて戸惑い、不安です。
今回のお客様も例外ではありませんでした。
お問い合わせを頂いた時には物件のご購入を決め、リフォームも不動産屋さんのプランで行おうと・・・でも・・・そのリフォームプランを眺めながら、悶々する毎日。
やはり、新たなライフスタイルには間取りを変え、開放的な家にしたい・・・。
そんな中、当社のホームページをご覧になられたそうです。
だからと言って、すぐ当社に依頼!って訳ではなく、ゆっくり時間をかけ、たくさんお話をさせて頂きました。
そして、床下の状態を見させて頂くことから、今回の中古住宅リノベーションが始まりました。
築24年木造2階建て住宅。
床下の乾燥状態はほど良く、シロアリの食害はありません。
しかし、少し大きなクラックが外壁に数箇所あったこと、そして、バルコニー廻りの雨漏れが見られました。
● 少し広くした玄関土間。新たに追加した窓で、明るい玄関になりました。
● 小上がりの畳の間。旦那さんの書斎を兼ねて作ったカウンターは掘りごたつ風にしました。
上部に設置した窓からは、さりげなく光が降り注ぎます。
● 壁を一部撤去することにより、開放感のある明るいリビングが出来ました。
新たに補強をした吉野杉の梁を少し見せて・・・キッチンカウンターの吉野杉・・・階段も吉野杉・・・吉野杉って穏やかで、とても柔らかな表情ですね。
● すべてのお部屋の床材は『信州唐松』の無垢板。壁・天井には『土佐和紙』。
収納内部の壁は『杉板』で調湿しています。
● 既存の浴室は在来工法のタイル張りで寒々しいものでした。
それを解体し、ゆとりのユニットバスに。洗面台・便器も新しくなりました。