長屋リフォーム

写真&文 畑下茂樹

大阪府 大阪市 K邸


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この度、長屋のリフォームが完成しました。

立地は大阪市内の駅近で好立地。
病院や商店街も近くにあり、生活するには何不自由ない環境です。
ご依頼を受け、初めて現場を見に行った時は、まず、お家の古さに驚きました。
そして内部を見ていくと、

「続き長屋を切り離しているので強度は問題ないか?」

「お隣さんと共同で所有している壁はどのように施工すれば良いか?」

「予算の中でどこまで手を入れれるのか?」など・・・



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なんせ、長屋の築年数は不明。
(50年もしくは60年前)
まずは、気になるお家の状態を着工前に調査したところ、何度か修繕工事をされているらしく、目を瞑りたくなる痛みも、構造に関する大きな不安もありませんでした。

これで一安心。

これからリフォームの話を進めていけますし、ここをクリアできたことはお客様や私たちにとっても重要なポイントでした。


今回のリフォームの希望は、ごく当たり前ですが、より快適に住むことを目的としています。
しかし、もっと詳しく言えば、3階建てにお住まいで階段を使うのがしんどいとおっしゃっている
お母さん(まだまだ元気です。)の為、今お住まいのお隣の長屋を購入し、
お母さんにストレスのない生活を送ってもらう為のリフォームです。

『Kさんの思いを大切にして、出来るだけ形にしたい。』

そのような思いで、できるだけ既存の使える物を利用し、
無垢の床や自然素材を使ったリフォームを行ないました。
そして、自然な仕上がりのお家に生まれ変わり、大変喜んでいただけたと思います。


ここまで変わった『畳の間』

「ここまで変わるとは思っていなかった!」正直、私も思いました。
前にお住まいの方が部屋でタバコを吸われていたこともあり、ヤニの臭いと土壁のカビの臭いがすごい。

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まずは美装屋さんに柱などの木部を綺麗に洗ってもらい、再利用できる物の選定をしました。
新たに塗りなおした珪藻土の壁が、綺麗に洗いなおした既存柱に自然と馴染んでいます。

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ここまで変わった『天井と床仕上げ』

既存の天井を撤去し、新しく作り変えることは簡単なことですが、コスト面などの検討で現状の天井に
シナベニアを貼りました。

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床は歩くたびに暖かさが伝わるように「信州唐松」
「裸足での生活に変わった!」って方も大勢いらっしゃる、
私たちが最もよくお薦めする無垢板のフローリングです。

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ここまで変わった『キッチン』

以前のキッチンは古くて汚く、湯沸かし器が室内にあるなど、いくつかの問題点があり、
新しくキッチンを入れ替えることにしました。
TOTOのシステムキッチンは表面材の色が選べ、お好みの「ピンク色」は大変お喜びです。

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ここまで変わった『便所』

清潔感が最も欲しい便所。
新しい便器に入れ替え、天井と壁には「ケナフクロス」を貼りました。
「他は我慢できても、便器だけは新しくしたい!」って方、多いんじゃないかなぁと思います。

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ここまで変わった『裏庭』

一番驚いたのが裏庭。
以前は錆びたトタンと変な色を塗った柱が見え、近寄るのを拒んでいるようにも見えました。
ここを少しの工夫で明るく、使いやすい裏庭に生まれかえることができました。
「綺麗になってうれしいわ。何か花でも植えようかしら。」
私も嬉しいですよ。お母さんの趣味に使ってください。

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「長屋」だから、「築年数が古すぎるから」と諦めるのはまだ早いのでは?

古いからと言って壊す。
そんなことが当たり前だった時代は終わったのではないでしょうか?

少し工夫をして、古いものを利用する。

綺麗で便利な物ばかりを追いかけるのではなく、「必要最小限で良いんじゃないか」、
「自分スタイルで良いんじゃないか」と思います。

【また、こちらをクリックすれば詳しい現場施工を見て頂けますので、参考にして頂ければ何よりです。】

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